模試で高得点をとる子の3大特徴
今年度も一回目の模擬試験(模試)を終えました。模試を迎えると、「受験シーズンに突入したぞ!」と、気持ちが昂りますね。今年度も全員が志望校に合格するように受験指導に努めます。さて、塾ではその模試(小6)を返却、成績表を渡し始めたところですが、今回この模試を分析してみました。というのは授業内での様子とは異なる結果が現れているからです。実はこの異なる結果は毎年感じていることですが、受験生の親御さんにも知っていただきたいことですので、改めてここでお伝えしますね。
<模試で高得点をとる子の3大特徴>
授業内で問題にきちんと答えた「正答率」が高くても、模試で結果を残せない子は意外と多いです。模試の結果は「模試慣れ」が大きく左右しますが、それよりも根本的なところで勝負どころに結果を残す子がいます。しかも高得点のさらに上をいく超高得点をとってしまうのです。なんと模試全体で順位が一桁台!そんな子が毎年まなび研究所には何人かいますが、実はその子たちには共通しているところが三つあります。それはなんだと思いますか?
「丁寧」「スピーディー」「グリット」
丁寧な字を書くのはもちろんのこと、プリントの保管、ノートまとめ、机上の整理など一つひとつの作業が丁寧です。「神は細部に宿る」の言葉通り、全てにおいて終わりがきちんとしているのが特徴です。勉強が中途半端になっていることは決してないですね。丁寧に仕上げてきます。
そして、スピーディーなんです。そもそも「丁寧」と「スピーディー」は相反するもののように思いますが、超高得点を取る子たちは違います。一般常識を超越していますよ。「丁寧」と「スピーディー」を両立させています。
判断が早いため、すぐに行動を起こすのも特徴。そこでたとえ失敗したとしても、経験した分、経験値が上がっていくので、結果的に成功する確立が上がっていくように思います。
そして「グリット」ですが、グリットとはやり切る力、すなわち完遂力のことです。一度自分が決めたことはやり切らないと気が済まない性分のようです。授業でわからないことがあると、授業後に「教えてください!」と質問に来たり、「どうしたらできるようになりますか?」と尋ねに来たりします。
超高得点を取る子たちに見える共通項の「丁寧」「スピーディー」「グリット」は、どれも独立していることのように思いますが、実は密接に繋がっています。授業中によくできる子よりも模試で成績を残しやすいお子さんには、IQや学力よりも三つの成功因子が備わっているのです。こうした能力を身につけてもらうためにも、まずはお子さんの一番近くにいる親が実践し、継続して示したいですよね。
これは中3受験生にも当てはまります。お子さんに、にわか学力ではない、真の学力を身につけるためにも参考にしてください。
2016/08/19 Category | blog