学調を分析 Pt.3(平成28年度 第3学年 第1回)
(前回の続き)学調を分析 Pt.2(平成28年度 第3学年 第1回)
前回は、今年の学調について分析し、難度が上がった話をしました。今回はなぜ難度が上がっているか話していきますね。
なぜ難度が上がっているか。
すでに2020年度の大学入試改革に先駆けて高校入試も変化している昨今ですから、この大学入試改革の影響であることは間違いないと思います。
世界を見回したときに、他の先進国と比べると日本は勉強に対する意識がいびつであることが露わになってきています。この問題に対処するべく、日本の教育は与えられた課題を効率よくこなす(処理能力)よりも新たな価値を生み出す(想像力)に舵を切ったのですから、静岡県の学調しかり変化が求められます。
中学生がこの変化の波に乗れるか乗れないかが、学力のさらなる二極化を助長するように思えてなりません。
偏差値を追っかけたり、進学校のブランドに目がくらんでいるようでは波にうまく乗れません。日本が舵を切った教育の本質を捉えていないからです。今こそ中学生を想像力の鍛錬に励ませるべきです。具体的に言えば、勉強方法から想像していく必要があると思います。中学生の主体性を尊重して。
(次回に続く)
2016/09/12 Category | blog