ポンピドゥセンター傑作展で脳がとろける?
どうしても行きたかったポンピドゥセンター傑作展に行ってきました。
そもそもポンピドゥセンターとは何なのか?
近現代芸術の拠点をフランス中心部に設けた施設がポンピドゥセンターです。
今回、東京都美術館で開催されたこの傑作展は、ポンピドゥセンターの70年間の歴史を振り返った企画です。一年ごとに1作家の1作品が選び出され、ポンピドゥセンターの歴史を振り返るユニークな展示会でした。
さて、ここに並べられた作品は傑作揃いだったのですが、特筆すべき点は、作品とその作家の言葉が一緒に飾られていたところです。
その言葉には芸術に対する理念が盛り込まれていて、作品の眺めた方を深めてくれました。
ところで、作品と言葉を重ねるこの鑑賞法を70作品も連続でこなすと、どうなると思いますか?
自分の脳がとろけて、フラつきます。
70人もの芸術家の思考に触れると、右脳と左脳が揺さぶられ、自分が自分でいられなくなるような感覚。しかし、これはそれだけ普段使っていない脳が刺激されたことでもありますよね。改めて、自分は偏った脳の使い方をしていたことを実感しました。
今回の傑作展ではどんな作家の作品があったのか気になりますよね。
ピカソ、マティス、ガンディンスキー、シャガール、ル・コルビジェ、マリー・ローランサン・・・などなど巨匠たちの傑作が勢ぞろいでしたよ。今回、日本初上陸の作品もあったりして、私は思い切り刺激を受けて美術館を後にして帰ってきました。
この秋、浜松市美術館にルノワールがやってきます。こちらも楽しみ。作品と言葉を重ねながら「なぜ、この絵を描いたのか」、作家の気持ちになって鑑賞してみたいと思います。
2016/09/28 Category | blog
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