レゴ授業で論理力を鍛錬

突然ですが、問題です。このスカイツリーは何でつくられているでしょうか?本物みたいですよね。実はすべてレゴブロックで作られているのです。これが飾られているのは、レゴランド・ディスカバリー・センター東京。近づいて目を凝らして見ないと、正体がレゴブロックだなんて気が付きません。とてもよくできています。

 今までいろいろな生徒と接してきましたが、レゴでたっぷりと遊んだ経験がある生徒には、算数や数学の問題を解くときの「ヒラメキ」と「センス」が身についているのはほぼ間違いないと思います。この「たっぷり」というのがポイントですね。
手の中でブロックを転がし、頭の中で立体をイメージする。この繰り替えしが「ヒラメキ」と「センス」を鍛えていると考えられますから、この反復回数が多い生徒は高い図形センスが身についていますね。

レゴについてすこし語らせてください。このレゴはおもちゃとして考えてしまうのはあまりにも勿体無いです。

塾生の作品(小学生)。作り込んでいる様子が伝わってきます。

レゴはブロックでいろいろ形を作ることが最大の魅力ですが、レゴのなかにテクニック系というものがあり、レゴブロックの発展先として遊ぶ方も少なくありません。このシリーズは MIT(アメリカ マサチューセッツ工科大学)で開発されたパーツ類を使う高レベルな工学玩具になっています。私も全長約 40㎝もあるオフロード四駆を作りましたが、トランスミッションや駆動系、サスペンションにいたるまで精密に作り上げることができ、その緻密さに舌を巻きました。さらに、カスタマイズしモーターとギアを組めば、走行させたりロボットとして作り変えることもできます。この無限大な拡張性がレゴの魅力ですね。Mindstormというシリーズになると、コンピューターを搭載しプログラミングをします。ここまでくるとおもちゃの枠を超えています。この拡張性の高さが、子どもたちの好奇心を高めてくれるのでしょうね。

 浜松は工業都市ですから、レゴを使った授業があれば興味を持つ小中学生は多いのではないでしょうか。いや、浜松にはレゴをより昇華させる術をもった手先の器用なメカニカルな子どもたちが大勢いるはずです。まなび研究所でレゴの授業。論理力を鍛錬するまなび研究所ならば「あり」ですよね。将来の浜松のためにも開講してもいいのではないかと考えています。


2012/10/26 Category | blog 



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