考える余地を与えてくれる重松清のストーリー
読みやすく、考える余地を与えてくれる重松清のストーリー。入試問題の題材として、頻繁に扱われる理由は、きっとここにあるのでしょうね。
さて、「きみの友だち」も、そんな重松清節が全開の本。
一気に最後まで読み、読後には「友達」について考えさせられました。
この本の特筆すべき点は、最後の場面ではないかと思います。白く輝き、眩く美しいクライマックス。あまりの美しさに涙が止められないほどでした。まだ読んだことがない人は、この美しさを是非とも感じてほしいです。しかし、この美しさもそこまでの道程があったからこそ。それはまるで泥の中から茎をスラリと伸ばした蓮の花のようです。
人生に艱難辛苦は付きもの。まずは逃げないことですね。すると成長の可能性が見えてくることを気づかせてくれる本です。
受験勉強も同様ですね。
2017/04/03 Category | blog